なぜ住信SBIネット銀行にしたのか
個人事業主のころ、ネット銀行は住信SBIネット銀行をメインで使っていた。ATM手数料が月数回無料、振込手数料も安い。お客さんや業者さんとのやり取りでも「SBIで送ります」「SBIに振ってください」というやり取りが普通にあった。
法人成りしたとき、まず開設したのはGMOあおぞらネット銀行(開設レポはこちら)だったが、取引先の多くがSBIユーザーということに気づいた。法人口座でもSBIを持っておけば、同行間の振込は実質無料になる。これが最大の理由だ。
💡 個人SBIユーザーが法人成りするなら
個人口座で使っていたSBIの取引先・支払い先がそのまま法人でも取引になるケースが多い。法人口座をSBIで持つことで、振込ルートを効率化できる。
住信SBI法人口座の5つの強み
住信SBIネット銀行 法人向けページより
強み①
振込手数料が業界最安水準
他行宛て振込の手数料は最安130円(税込)。「振込優遇プログラム」で月の振込件数が多いほど手数料が下がる仕組み。件数が増えるほどお得になるので、支払いが多い法人ほど恩恵が大きい。
強み②
最短翌日から使える・来店不要
口座開設はWEBから24時間365日申し込み可能。来店不要で、オンライン審査が通れば最短翌日から口座を利用できる。必要書類は運転免許証だけ。決算書・事業計画書の提出は不要だ。
強み③
スマホアプリが使いやすい
法人向けスマホアプリは生体認証に対応。残高確認・振込・入出金明細の確認をスマホ1台で完結できる。取引確認・承認もアプリ内で行えるため、経理担当への権限付与も柔軟だ。
強み④
デビットカードが最初からついてくる
口座開設と同時にデビットカードが発行される。審査なし・後払いなしで、口座残高の範囲内で即時決済できる。利用金額に応じて最大1.0%のポイント還元もある。法人クレカの審査が通らない設立直後でも使えるのが強い。
強み⑤
書類なしで融資の打診が届く
「事業性融資 dayta(デイタ)」という仕組みがあり、口座の入出金データをAIが自動分析して、借入条件をお知らせしてくれる。決算書提出不要・来店不要で、急な資金需要にも対応できる。将来の資金調達の選択肢が広がる。
5つの特長(住信SBIネット銀行 法人向けページより)
振込手数料の実態:最安130円の条件
住信SBIの法人口座で特に注目したいのが「振込優遇プログラム」だ。月の振込件数によって手数料が変わる仕組みで、件数が増えるほど安くなる。
🏦 他行宛て振込手数料(振込優遇プログラム)
通常
157円
月20件以上
145円
月50件以上
130円
住信SBI同行間振込
無料
同行間(住信SBI→住信SBI)の振込は件数にかかわらず無料。個人事業主や個人のSBIユーザーへの支払いが多い場合、このメリットが大きい。
たとえばフリーランスのデザイナーや開発者への外注費を毎月SBI口座に振り込んでいるなら、振込手数料が完全ゼロになる。年間で見ると数千円〜数万円のコスト削減になる。
| 銀行 |
同行間振込 |
他行宛て最安 |
口座維持手数料 |
| 住信SBIネット銀行 |
無料 |
130円〜 |
無料 |
| GMOあおぞらネット銀行 |
無料 |
145円〜 |
無料 |
| 楽天銀行 |
無料 |
145円〜 |
無料 |
| メガバンク(三菱UFJ等) |
110円 |
440円〜 |
月550〜2200円 |
⚠️ 振込優遇プログラムの注意点
月の振込件数は「当月1日〜末日」でカウント。件数が50件に届かない月は手数料が変わる。定期的に振込が多い事業者ほどメリットが出やすい。
GMOあおぞらとの2口座使い分け戦略
筆者は現在、住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行の2口座体制を取っている。それぞれの強みが違うので、用途によって使い分けることで振込コストをほぼゼロに近づけ、かつ必要な機能をカバーできる。
🏦 住信SBIを使うシーン
- SBIユーザーへの外注費・業務委託費
- フリーランスへの支払い(同行無料)
- 月に何十件も振込が発生する支払いメイン口座
- デビットカードで経費精算
- 急な融資ニーズ(dayta)
🏦 GMOあおぞらを使うシーン
- GMOあおぞらユーザーとの取引
- 経営セーフティ共済の引き落とし口座(SBIは非対応)
- API連携・会計ソフト連携
- 入金専用口座として使う
🎯 2口座体制の核心
- SBIユーザー(個人・法人)への支払い → 住信SBIから振込(手数料0円)
- GMOあおぞらユーザーへの支払い → GMOあおぞらから振込(手数料0円)
- それ以外の他行への振込 → 件数の多い口座から振込(最安130〜145円)
- 経営セーフティ共済 → GMOあおぞら口座を引き落とし口座に指定
最初は「口座が増えて管理が面倒では?」と思っていたが、実際は1〜2週間で慣れる。会計ソフト(freeeやマネーフォワード)と連携させれば、どちらの口座の明細も自動同期されるので手間は思ったほどかからない。
GMOあおぞらは経営セーフティ共済に対応している唯一のネット銀行。節税効果が高い経営セーフティ共済を使いたいなら、GMOあおぞらは必須。住信SBIは対応していない。
口座開設の流れ(最短翌日〜)
必要なものは運転免許証だけ。決算書・事業計画書・会社謄本は不要。WEBから24時間いつでも申し込めるのでかなりハードルが低い。
STEP 1
申し込みページへアクセス
住信SBIネット銀行の法人口座開設ページから申し込む。「スマホと免許証だけで開設できる」とトップページに書いてある通り、書類準備はほぼ不要だ。
法人口座開設はWEBから24時間受付(住信SBIネット銀行より)
STEP 2
基本情報の入力
会社名・代表者情報・事業内容・連絡先などを入力。携帯電話番号の登録も必要。書類のアップロードは運転免許証の写真を撮るだけ。スマホのカメラで撮って送れる。
設立直後(登記後すぐ)でも申込可能。決算書が存在しないため、代わりに口座の入出金データをもとにした独自の審査が行われる。
STEP 3
審査・最短翌日に口座開設完了
申し込み後、AIによる自動審査が行われる。審査が通れば最短翌日から口座が利用可能になる。口座番号もすぐにメールで届く。
申し込み当日
申込WEBフォームに情報入力・免許証写真を送信
最短:翌日
完了口座番号・ログイン情報がメール着信。すぐ使える
STEP 4
アプリと会計ソフトを連携して完了
口座が開設できたら、まずアプリをインストールして生体認証を設定しよう。続けて freee・マネーフォワードなどの会計ソフトと連携すれば、入出金明細が自動取得されて経理が一気に楽になる。
開設後にやること3つ
✅ ①振込優遇プログラムの確認
口座開設後すぐに「振込優遇プログラム」の現在の手数料を確認しよう。月の振込件数の見込みによって、住信SBIとGMOあおぞらのどちらをメイン振込口座にするかが変わる。
✅ ②デビットカードの利用登録
到着したデビットカードはすぐに有効化して、少額の経費支払いから使い始めよう。事業主借・事業主貸の仕訳が会計ソフトと自動連携されるので経理が楽になる。
✅ ③スマート認証NEOの設定
住信SBIのセキュリティ機能「スマート認証NEO」を設定すると、振込時のワンタイムパスワード入力をアプリの生体認証に置き換えられる。振込のたびにパスワードを探す手間がなくなる。
💬 使い始めて感じたこと
- 個人口座からの切り替えがスムーズ。UIが個人版と似ているので迷わない
- 同行間振込が無料なのは想像以上に効いた。外注費の多い月は数千円の節約になった
- GMOあおぞらと合わせて2口座持つと、取引先によって使い分けができて振込コストが激減する
- デビットカードは審査なしで使えるのが設立直後には助かる
住信SBIネット銀行
法人口座を開設する
運転免許証だけで申し込める。最短翌日から利用可能。
口座維持手数料・インターネットバンキング利用料は無料。
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よくある質問
設立直後(創業1期目)でも開設できますか?
できます。決算書の提出は不要で、オンライン審査のみ。登記が完了していれば申し込み可能です。ただし審査の結果によっては否決される場合もあります。
個人の住信SBI口座を持っているとスムーズですか?
申し込み自体は個人口座の有無に関係なく同じ手続きです。ただし、個人でSBIを使っていれば操作感に馴染みがあるので、口座開設後の使い始めがスムーズに感じる方が多いです。
GMOあおぞらと住信SBIの2口座を持つのは管理が大変では?
freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトと連携すれば、両方の明細が自動同期されます。振り分けルールを最初に決めておけば、日常の管理はそれほど手間になりません。慣れれば1口座より振込コストが大きく下がるメリットのほうが大きいです。
振込優遇プログラムで毎月50件以上振込むのは難しいですか?
外注費・業務委託費の支払いが多い業種では届くこともあります。ただし50件未満でも通常157円→優遇で145円になるタイミングがあり、メガバンクと比べると依然安いです。無理に件数を増やすより、SBIユーザーへの支払いを住信SBIから行う(同行無料)ことのほうがコスト削減効果は大きいです。
経営セーフティ共済の引き落とし口座にできますか?
住信SBIネット銀行は現時点で経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)の引き落とし口座に対応していません。経営セーフティ共済を使う予定がある場合は、GMOあおぞらネット銀行も開設して、そちらを引き落とし口座にする必要があります。