← 法人成り攻略ガイドに戻る 💰 お金の話
⚠️ 失敗事例ストーリー(仮想)

副業300万円で 焦って 法人化した
田中さんの話

「絶対に節税できる!」と信じた結果――
約120万円 の余計なコスト。

※ 本ストーリーはネット上の実例をもとにした仮想の人物・設定です

法人化は、「やれば必ず得」ではない。

事前試算なしで進めれば、コストと手間だけが増える。

トレーニングで力を発揮する女性

登場人物

田中ケンジ(36歳)

会社員 13年目 本業年収 550万円 副業YouTuber(投資・節約チャンネル) 妻・子ども1人

副業を始めて3年。チャンネル登録者が3万人を超え、月収が会社の給与に近づいてきた。
「そろそろ法人化した方がいい」と耳にして、勉強を始める。

ストーリー:成功の予感から失敗まで

2022年春
副業収入が月20万円を突破!

チャンネルが伸びた。広告+案件で 月20万円 を達成。
年換算で 約240万円『この調子なら、年収1,000万も夢じゃない。』── 気分は、頂点にあった。

2022年夏
「法人化すれば節税できる」の言葉に飛びつく

知人の経営者から「年収300万超えたら法人にしないと損だよ」と言われた。
ネットで調べると「法人化で節税!」という記事がたくさん出てくる。
「税理士に相談する前に」、先に合同会社の設立を決意した。

2022年秋
合同会社を設立。役員報酬も高めに設定

設立費用(実費)を払い、合同会社「TK動画合同会社」を設立。
役員報酬を月20万円(年240万円)に設定。妻も役員にした。
妻への役員報酬は月5万円。「これで節税できる!」と自信満々だった。

しかし、このとき田中さんは社会保険料の試算を一切していなかった。

2022年末〜2023年
コストの請求が次々と届く

法人の社会保険加入手続きが完了し、毎月の請求が始まった。
役員報酬20万円に対する社会保険料(会社+本人):月約5.9万円
税理士顧問料:月3.5万円(年42万円)
法人住民税均等割:年7万円

さらに、副業売上は年300万円のまま伸び悩んだ。
法人の利益はほぼゼロ。節税できる利益自体がなかった。

2023年秋
妻の役員報酬に税務署から問い合わせ

妻は、何もしていなかった。
動画編集もSNS管理も、実態ゼロ。税理士の言葉:「税務調査で、否認される可能性があります。慌てて妻の報酬をゼロに変更。しかし、すでに支払った分の追徴リスクは消えない。── 眠れない夜が、続いた。

2024年 法人解散を決意
3年間でかかった余分なコストを計算してみた

「このまま続けても意味がない」と判断し、法人を解散することに。
解散・清算の手続きにも10〜15万円かかることを知り、さらに後悔した。

3年間でかかった「余分なコスト(概算)」
約 120万円 の損
節税効果がほぼゼロなのに、顧問料・社保・均等割・解散費用が積み重なった
コスト項目年間3年合計
税理士顧問料42万円126万円
法人の社会保険(会社負担分)約35万円約105万円
法人住民税均等割7万円21万円
設立・解散費用(実費)約25万円
本来得られたはずの節税効果−12万円(損)−36万円
差し引き余分なコスト約 120万円(3年計)

※ 個人のままだった場合との比較。社会保険料は本業分と法人分の重複加入を含む概算。


失敗した5つの原因を分析する

売上過大見積もり・維持コスト軽視・節税期待の過剰…典型的な失敗パターンを確認しましょう。

書類を確認するコンサルタント

なぜ失敗した? 5つの原因

1

収入が少ないうちに法人化した

副業所得が年300万円未満では、個人のままの方が税負担が軽い。法人化で発生するコスト(顧問料・社保・均等割)を上回る節税メリットが出なかった。

副業所得が500万円を超えてから、コストと節税を比較して判断する。
2

社会保険料のコストを計算していなかった

法人で役員報酬を払うと、厚生年金・健康保険への強制加入が発生。会社負担+本人負担で役員報酬の約30%が社会保険料に消える。田中さんはこれを完全に見落としていた。

役員報酬を決める前に「手取りシミュレーション」で社保込みの実質を確認する。
3

税理士に相談する前に法人を作った

設立後に税理士に相談したため、「実はやめた方がよかった」と言われても後の祭り。設立費用と登記はすでに終わっていた。「まず設立してから考えよう」という順番が最大の誤り。

無料相談でシミュレーションを受けてから設立するかどうかを決める。順番が逆。
4

家族役員に「実態」を作らなかった

妻を役員にして給与を払えば節税になると聞いたが、実際に仕事をしていない状態での給与支払いは「仮装・隠蔽」と見なされるリスクがある。税務調査で否認されると追徴税+加算税が発生する。

SNS管理・経理補助など具体的な業務を設定し、業務日誌や議事録で記録を残す。
5

収入の「伸び」を過信した

「このまま倍になるはず」という期待で法人化したが、副業収入は翌年も300万円のままだった。将来の収入ではなく、現在の収入で損得を判断しなければならない。

「今の収入で法人化すると得か?」を基準にする。将来の数字は根拠にしない。

法人化前に必ず確認すべき5つの項目

チェックリストを使って、本当に法人化すべきタイミングかどうかを冷静に判断しましょう。

ステップを示す矢印図

法人化前に必ず確認すべき5つのチェックリスト

📌 田中さんの失敗から学ぶ「法人化前チェックリスト」

💰 副業所得(売上−経費)が年500万円を超えているか?
🧮 社会保険料・顧問料・均等割を含めた「トータルコスト」で試算したか?
💬 設立前に税理士の無料相談でシミュレーションを受けたか?
👩 家族役員に実際に任せる業務と報酬が決まっているか?
📅 「現在の収入」で判断しているか?(将来の期待収入ではなく)

設立前に無料でシミュレーションを受けよう

田中さんのように「設立してから後悔」にならないために。
無料相談で「あなたの場合は得か損か」を数字で確認できます。

▶ 無料相談を予約する(ZOOM・全国OK)

相談料0円|何度でもOK|押し売りなし

法人化の失敗が怖い? → 「失敗しても大丈夫!」なリスクの話はこちら

📚 次に読むべき記事

💪 法人化が怖い人へ|リスクの正体と有限責任の仕組みを理解する 📊 法人化の損益分岐点シミュレーション|年収いくらから得になるか 🙈 副業が会社にバレないための対策 👤 フリーランス→法人化完全ガイド 🔢 節税シミュレーターで自分の節税額を計算する